あっという間に不況へと突入した。
世界はアメリカ的な資本主義のビジネスモデルに頼り過ぎていたように思う。
今までウォール街(アメリカの金融システムの中枢)のビジネスモデルに頼り、そのシステムこそがアメリカンドリームの体現だった。
それらは世界中に広がり、多くの人に夢を与え、世界を変える力ともなってきた。
しかし、そのビジネスモデルの(多分にねずみ講的な)ピラミッドの頂点にいたのはやはりアメリカであった。
しかし、アメリカは自らそれを否定した。
多くの人々はウォール街を否定した。
余りにも目先の困難に囚われすぎたからだ。
サブプライムショックによるクレジットクランチ(信用収縮)は、いよいよ
自らの根本を否定するまでにアメリカという国を蝕んだ。
◇
一昔前のバブルというものは、中間層より上の層が中心となっていた。
しかし、二極化によりアメリカの大部分を占めることになった、
多くの、資産を持たない人たちが、バブルに浮かれた。
それが破綻すれば、投資資金(借金と言ってよいと思う)で成り立つアメリカに、それを埋める資産は無い。
その穴埋めするためのお金を、どこから持ってくるのだろう?
◇
それらの答えを示すように
全世界の価値は下落し始めた。
そして日本も。
◇
僕が居るIT業界もこの2週間ほどで急速に不況となった。
開始する予定であったプロジェクトが軒並み潰れているようだ。
プロジェクトが潰れれば、技術者は仕事を失う。
◇
大きな企業は、下に仕事を流さなくなる。
今まではIT業界ではアウトソーシングが盛んだった。
それはプロジェクト(期限と予算のある計画)単位で人員が必要になることが多かったからだ。
なので多くのプロジェクトが無くなれば、途端に人材の流動性も無くなりお金も動かなくなる。
プロジェクトが無くなる原因は資金の調達が出来ないからで
それは、銀行がお金を貸さなくなっているからだ。
銀行がお金を貸さないのは、回収の見込みが立たないと思い、相手を信用できない為で
それらの元を辿ればアメリカという信用、そのビジネスモデルの崩壊に伴う
多くの人々の不安が原因になっているのだと思う。
◇
金銭的な価値は下落するけれど、本質的な価値は下落しない。
物が無くなった時、何かを失った時、そのものの本質的な価値に気付く様に
今なら足元が良く見える。
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